「どうして仕事を続けられるんですか」と聞かれた話

 今日は仕事を終えてから、同僚たちと豊平川沿いにランニングに出かけた。1km6分ほどでゆっくりと流していたが、ついていこうとすると先週末に痛めた背中の肉離れが疼き始めていた。

 途中から藻岩山に登る予定だったが、私は同じようについていけなかった同僚と歩いて戻ることになった。

 彼女の足の怪我のこと、現在の悩み、将来についてといろいろと話しながら歩いていると突然に問いかけられた。

「どうして仕事を続けられるんですか」

 聞いてみると、私と同じように組織に不満を感じながらも、どうやったらいいのかわからない様子だった。

 しかし彼女から見た私の姿というのは、普通に仕事しているように見えていたらしい。

「いつでも辞められると考えているからだよ」

 私はすぐに答えた。数年前から辞職の意志があり、努力していること、たまたまパーマカルチャー研究所と出会ったこと、「仕事の時給」の講座を受けていることを伝えた。

 好きなことを仕事にするということを話したとき、彼女の父のことが話題に出た。父親は興味を持ったことを自分で調べて勉強して実際にすることが好きで、自分で自動車も整備するということで、実際本業以外にも複数仕事をしていることからイメージが湧いたようだった。

 私も同じように好きな興味のあることを、周囲の人とお互いに満足した状態でお金のやり取りがしたいということを伝えると、同意してくれたようだった。

 きっと彼女に伝えた内容はいつか実を結ぶだろうなと考えている。私がこれまで影響を受けていたものが10年、20年経て実際にやってみたくなったり、努力をしているからだ。

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