札幌近郊の中山峠や盤渓の山の手が冠雪し始めています。
冬になると9割以上の自転車が走らなくなり、自宅にしまわれるものや、時に放置されるものなど様々です。
個人的には越冬と呼んでいますが、北国の風物詩とも言える光景でしょう。
秋は自転車の季節
北海道で自転車に乗っていて気持ちいい季節はそれほど長くはありません。
5月に入るくらいまでは肌寒く、最近だと異常気象で7-9月は夏日が続きます。10月も半ばを過ぎると、夕方は寒さすら感じるのです。
春と秋の、合わせて2ヶ月ほどの期間が丁度良く、サイクリングロードや駐輪場に真新しい自転車が並び立ちます。
特に秋は、街路樹の紅葉と、人々の服装の彩りも相まって、街が1番色鮮やかな季節かもしれません。
冬の自転車〜雪と保管場所
しかし、雪国の冬がもうすぐやってきます。札幌市内は通算で2m強の積雪があり、本州や他の道内に比しても積雪量は多い部類です。
屋外に保管しているものは簡単に雪に埋もれ、どこにあったかわからなくなり、時として機械除雪に巻き込まれてしまいます。
残念なことに、北海道をはじめとした雪国に行くと、少なくない自転車がその命運をたどっているのを目にすることができます。
自転車総数の中では本当に一部ではありますが、使い捨てられ放置される自転車を見るのは心苦しいものです。
大切にされる自転車が多いと私は嬉しい
私の自転車もファットバイクの一台を除いて、ほとんどが冬期間稼働しません。折り畳み自転車がほとんどなので屋内保管になりますが、一部は小金湯にてブルーシートを被せて安全な床下に保管します。
保管できる場所がない人向けに公共駐輪場が預かりシステムを設けていたりすることがあります。設備側も冬期の収入がわずかでも手に入りますし、利用者は安全に自転車を維持できますからいいことづくしですね。
どのような形にせよ、日常の足を支える自転車が一台でも多く無事に越冬してくれることを願っています。
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