本日はブログ「農×自給的暮らし」を運営されているししゃもマロンさんのご家族が保有する土地を私に使わせてくださる話となり、現地に赴いてまいりました。
ししゃもマロンさんと私はパーマカルチャー研究所を運営されている三栗祐己さんの行っているワークショップ「仕事の自給」を通じて知り合い、私がDIYやモバイルハウスの試験運用をしようとしていると知るとすぐに連絡をくださいました。
本日はししゃもマロンさんとご友人、三栗さん、そして私で近くの駐車場に集合して現地に向かいました。
札幌市南区小金湯、国道からほど近い林の中にその場所はありました。自動車が一台程通れる私道は先に入っていた軽トラの持ち主、ししゃもマロンさんの御父上によって刈り倒されていました。その道を進むと木立が一気に開け、ウッドデッキの上に設置されたユニットハウスが印象的でした。
一通り説明を受けた後、池の脇に設置された蛇口について聞いてみると、沢の水を上から引いているとのことで、一緒に工事に行くことにしました。
箱を沢に沈め、その上に細目のネットをかぶせることで、泥だけが箱に入るようになっており、箱からホースを敷地まで引っ張ってる構造でした。サイフォン原理で多少の起伏を越えることができ、沢の水が枯れず、蛇口を開けっ放しにしなければいつでも水が使えるようになっていました。
しかし問題は、数週間前に蛇口を開けたままにしたこと、日照が続き沢の水が少し少なくなったときに水が止まったこと、それらが重なったことでホースの中に空気が入り、泥が固まったのか水が流れない状態になっていたのでした。
最初は斜面下のホースを口で吸い上げて細々と水を出していました。私も20回ほど挑戦しましたが、口で吸ってそれを維持しながら鼻で吐くというのが気持ち悪くせき込んでしまいました。お父様は「こういうのは気長にやらないと」と何度も何度も水を流そうとしていました。
しかし30分ほど格闘して、最終的にホースの殆どを掘り返してつまりをとることに決めました。水道の設置自体は10年以上前とのことなので倒木があったり、根が張り出していたりとありましたが協力して引き出しました。
掘り返してから斜面を下ってみると、既に水が流れ始めていました。それを蛇口につないで完成です。
飲用には適しませんが、手洗い水が問題なく使えるのは大きいです。
札幌の中心地から車で1時間、自転車で2時間というところでしょうか。水も使えて公共温泉も近いので拠点にするには十分です。
手入れをしてきれいに使ってくれればおいてある道具は自由に使ってよいとも提案されて非常に助かりました。
あと足りないものは…トイレですね。モバイルトイレを制作していきましょう!
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