雨天だからこそ次につながる下準備を~週末小金湯7-1

週末小金湯
片づけをしたので奥にあった発電機を出すことができ、掃除機で掃除もできた。

 この日は2023年8月6日、モバイルトイレの完成イベントの予定で動いていました。

 しかしながら、記事にも書いたとおり経験値の不足による失敗により、モバイルトイレは完成せず、悪天候も相まってイベントそのものを中止にしていました。

小屋の中を片付ける

 結局、小金湯基地へ到着したのは午前11時過ぎでした。

 雲が低く垂れ込める中、モバイルトイレに被せてあったシートを軽くめくって無事を確認しました。

 雨は今にも降りそうで、うまく行かなかった現状に落胆して廃材の隙間に横たわって少し眠ってしまいました。

乱雑で人を招く空間すら無く

 写真ではお見せすることができないくらいに、物置兼宿泊所として使っているユニットハウスは散らかっていました。

 必要な資材や機材を持ち込んだことも相まって、底面はまさに足の踏み場のない状況だったのです。

 ほとんどの引き継いだものについても、私の判断で処分等して良いと許可をもらっていたので、根本的に配置を変えたりするタイミングと判断して片付けを開始しました。

片付けて落ち着くこころ

 片付け始めると時間が過ぎるのはあっという間でした。

 家具の配置を変え、資材を整えて壁際に積み上げ、使えなさそうなものはゴミ袋に入れていく。

 3時間があっという間に過ぎ、端によせてあった椅子と机が昔のように向かい合わせで置かれて、人を招ける状態になりました。

 もしかすると、トイレを早く作らなければと急ぎすぎていたのかもしれません。

 片付いていない乱雑な環境だったから、うまく行かなかったのかもしれないと反省しました。

発電機を使ってみる

 片付けのついでに、発電機を入口近くに持ってきてきました。ありがたいことにこれも地主の方から自由に使っていいと言われているものです。

 以前少しだけ試運転しましたが、今回はモバイル電源の残量が減っていることもあり、試運転がてら使ってみることにしました。

無鉛ガソリンを使う注釈があるくらい古い

 画像の通り、非常に古めかしい発電機です。

 しかし構造はわかりやすいですね。4サイクルのエンジンを回して、恐らく軸は直結でコイルと連動している形です。電子制御皆無、全てマニュアル操作です。

 こういう単純な形のほうが長持ちはしますし、もしも壊れても修理がしやすいです。実にこの基地向きですね。

 それにしても、通産省や無鉛ガソリン施策という文字が読めます。一体いつの時代なんだ…。

発電開始!うるさい!臭い!振動も!

 とりあえ屋外のデッキに設置して発電してみることにしました。

 オイルはやや黒いので試運転終わったら交換したほうが良さそうでした。

 タンク半分くらいガソリンが入っているようなのでスターターを引っ張り回していきます。

 何度かスロットルを調整したり、チョークを開いたり閉じたりしながら、無事に起動しました。アイドリング運転を1分ほどした後にスロットルを上げていきます。

 入力出力は145W前後を確認、概ね5分で1%充填していきます。だいたい計算通りですね。

 しかしながら…ウッドデッキを通じて振動が、開け放った入り口からは騒音と風に乗って排気が入ってきます。

 結構臭い。発電機の向きを変えて扉を締めました。

燃費も悪いが、非常用としては十分

1145 充電開始 22% → 1259 運転再開 44% → 1737 運転終了 98%

 発電を開始したので、足りなくなっていた屋根材の買い出しと携行缶への給油に向かいます。

 最寄りのホームセンターもガソリンスタンドも藤野にあります。特に、携行缶を給油できるフルサービスのスタンドは最寄りだと本当にそこだけです。

 買い物を終えて帰ってくると、燃料切れで発電機が止まっていました。概ね2時間で22%の充電ができたようです。

 早速給油してみると2,5L程給油できました。再始動はスムーズですぐに発電を開始しました。

 その後も作業しながら充電を続け、96%になったので発電機を止めました。トータルの運転時間は6時間半ほど経過し、現在の燃料の残りは0,5L程です。

 最近の同じくらいの出力の静音タイプの発電機は職場でよく使いますが、片手で楽に持てるくらいなのでこれよりも3kgくらい軽く、燃料も同じくらい入りますが、一度の給油で7時間くらい持ちます。

 IC制御された最新モデルと比較するのは酷ですが、燃費は恐らく半分くらいです。

 しかし単純な構造と堅牢さは非常用電源として必要十分な能力です。今後も小金湯基地を守ってくれる存在になるでしょう。

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