以前、チェーンの手入れの様子を紹介したところ、もっと詳しく知りたいという方がいらっしゃったので、今回は使っている道具と手順を解説していこうと思います。
方法はいくつかありますが、今回については最も簡易な、チェーンを車体から取り外さずにそのまま行う方法の一例を紹介いたします。
道具の紹介
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使用している道具は「AZバイク洗浄5点セット」です。自転車を保持するためのスタンド、チェーン用の洗剤、チェーンクリーナー、ギア部の清掃に使う道具とブラシで構成されています。
現在は同じものは売っていませんが3000円かからないくらいの価格で最低限の道具が手に入りました。
内容品は次の通りです。
整備用スタンド
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自転車を空中に保持して作業をしやすくするのに使います。
なければ、逆立ちにおいて、ハンドルとサドルで支えてもよいのですが、あると楽です。
今回についてはミニベロなので少し使いずらいです。
チェーン洗浄機
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チェーンディグリーザーと組み合わせてチェーンを洗浄します。1回行うだけでかなり落ちます。
チェーンディグリーザー
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チェーン洗浄機に注いだり、ブラシにつけてチェーンリングをこすったりするのに使います。
これはアルカリ性なので手袋をするのが無難です。
ギアクリーニングブラシ
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チェーンやスプロケット、チェーンリングをこするためのブラシです。
チェーンルブ
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チェーン用のオイルです。
この商品は粘土中くらいで、あまり頻繁に手入れしない私にはよかったです。
チェーンの汚れを落とす
それでは手順に沿って説明していきます。
スタンドに自転車をセットする
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今回洗車するのは、Dahon K3です。14インチホイールのいわゆる小径車なので、スタンドはやや使いづらいです。
チェーン洗浄機にチェーンディグリーザーを入れる
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チェーン洗浄機にチェーンディグリーザーを注いでいきます。
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中央のラインまでと説明書にありますが、飛び散るので少なめにしています。
チェーン洗浄機をチェーンに取り付ける
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先ほど満たしたチェーン洗浄機の下側をまずチェーンに沿わせ、次に上側を取り付けます。
そしてストッパー兼のハンドルを取り付けたら完成です。
チェーンを回して洗浄する
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回し始めていきますが、あまり勢いよく回してもディグリーザーが勢いよく飛び散るので、ほどほどで大丈夫です。
チェーン全体が2周くらいしたくらいで取り外してみると…驚きの黒さ!
ブラシで細かいところをこする
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チェーンの汚れが落としたいだけの人はここまでで大丈夫です。
私はこの汚れたディグリーザーをブラシにつけて、他の場所も清掃していきます。
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私はある程度落ちればいいという考えですが、チェーンリングとディレイラー周りは汚れが良くたまるので念入りにやります。
水で洗い流す
流水で洗い流します。ディグリーサーは水溶性です。
流し終わったらウェスで拭くか、ご家庭にあるコンプレッサーの圧力空気で吹き飛ばすと早く乾きます。
注油
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洗浄とセットで必ず行わなければならない作業が注油です。
逆に注油する油がない場合は洗浄するべきではありません。チェーンやスプロケットの錆の原因になります。
チェーンの軸の部分に1滴づつ、1周打ち込めば十分です。
変速がある場合は、1周した後、変速しながらすべてのスプロケットになじませます。
最後に
いかがだったでしょうか。
他にも、徹底的に行う場合は、チェーンを切って取り外し、変速機やチェーンリングまで分解し…となっていきますが、見た目を気にする人やレースに出る人以外はこれくらいで十分に効果があります。
定期的な洗浄と注油はチェーンを長持ちさせてくれます。
私も最初のときは、やってみたら意外と簡単で驚きました。やろうと思えばこの簡易のやり方は皆さんできると思います。興味がある方は是非やってみてください。
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