自動車旅行と自転車旅行のメリット・デメリット

旅行

 夏季休暇に入った私は、愛車のサンバーディアスワゴンを伴って本州に向かいました。

 思えば、自動車を伴った旅行というのは8年ほど行っておらず、久々の新鮮な経験です。

 終わってみると自転車旅行と比較したメリットが見えてきました。

 今回については、それらについて書いてみようと思います。

自動車旅行のメリット

荷物を大量に運ぶことができる

まだまだ積めるぞ

 今回は実家に残っていた私物を運ぶための旅でしたので、自転車4台、パソコン2台、石油ストーブ1基、その他いろいろ、積載前は積みきれないのではないかと感じる量を積載しています。

 私も自転車での積載を研究していますが流石にこの量を一度に運ぶのは無理ですね。

天候気候の影響を受けにくい

 自動車は屋根や窓でコックピットや荷室が覆われているので多少の風雨の影響を受けません。

 自転車は雨が降ると、雨具を装着することになりますが蒸れの原因にもなります。自転車に備え付けている物品もまた防水処置をしないとびしょびしょに濡れてしまうので、気候によって相応の準備が必要になります。

複数人で運行するとコストメリットがある

 自動車は複数人が乗り込めるものがほとんどです。普通自動車であれば最大9名、軽自動車でも4名が乗ることができます。

 この人数が電車やバスで移動するとなると自動車のガソリン代や高速代の合計を上回る場合が多いです。

 交代で運転すれば疲労も軽減できます。

 対して自転車は、タンデム自転車(二人乗り自転車)でも無い限り、個々人に1台の車両が必要になります、

 体格も違いますから、本人専用の機体が必要になるでしょう。

 輪行するにしても、複数人であれば電車やバスの料金は比較的割高になります。

自転車旅行のメリット

家を出てからホテルの中まで一緒に動ける

 家を出て、自転車で移動して(場合によっては輪行して)、宿泊地に到着したのならば、大抵の場合ホテルの部屋に持っていったりロビー等に置くことが許可されるのが自転車です。

 相棒を眺めながらベッドに入れたりするのは自転車の旅の楽しみの一つです。

 特に折りたたみ自転車だと駐輪場の存在を気にしなくて良いのは大きいです。

 折りたたんでしまって、袋に入れてしまえば少し重いですが荷物として携行することも可能になります。

 対して、自動車というのはどこに行くにも駐車場をどうするかという問題がつきまといます。

 特に都市部のビジネスホテルだと宿泊者全員分の駐車場を持っていることが少なく、近隣の駐車場を案内される場合もありますが、徒歩で結構離れていたりする場所しか空きがない場合もあります。

快速に観光地を巡れる

 宿泊地に到着してからの観光でも自転車にメリットはあります。宿泊に必要な荷物を切り離してしまえば、自転車とともに快速に観光をすることができるのです。

 徒歩だけだったら距離的に難しかった目的地にも迎えます。

 自動車の観光のように、駐車場においた車に戻る必要はありません。

他の交通機関を組み合わせられる(輪行)

 自転車の魅力は、自走で長距離を走るだけではありません。輪行(りんこう)することで、鉄道や飛行機を始めとする各種交通機関と連携し、行動範囲を広げることができるのです。

 片道は自走で、片道は輪行で。

 輪行と自転車観光を組み合わせたり

 駅チカの宿が埋まっているから自転車で少し走ってみる。

 等々、行動の選択肢が広がります。

好きなスタイルで旅をしよう

 いかがだったでしょうか。自動車のメリットは自転車のデメリットといった感じで、それぞれに得意分野があるというのがおわかりいただけたでしょうか。

 私自身は、自動車にシワを寄せてでも自転車を都市交通の中心に据えるべきという急進的な考えを持ってはいますが、自動車にもメリットと役割があると考えています。

 旅という場面においてもそれは顕著です。

 積載量が限られるからこそ、道具を選定し、勾配のある道は押して進んだりしつつ自力で目的を目指すのもまた自転車旅行の一興です。

 家族や友人などを必要な道具なども含めてまとめて運べ、体力に隔てなく運転することができる自動車も必要とされる場面はあるでしょう。

 ただ、私が言いたいことは、どちらも経験してみて、その上で自分の好きな方を選んでほしいということです。

 経験しないまま選択肢の一方が欠け続けるというのは損失のほかありません。

 もし、旅行に行こうとなったときに、新しいことに挑戦したいと感じたのならばぜひやってみてください。

 うまく行かないこともありますが、それもまた経験で自分自身の好きを深めるきっかけになるのですから。

 

 

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