2023年10月8日、ランドヌール札幌さんが主催するブルべ「BRM1008薄野200」並びに、南風自転車店さんがけん引する「BBC北海道ミーティング」に参加してまいりました。
ブルベって何?
ブルベというものを知らない人もいるでしょう。私も最近までよく知りませんでしたので説明をしていこうと思います!
長距離走行の自転車の記録会
簡単に言うと「公的な団体(日本の場合『オダックスジャパン』)がタイムを認定する長距離走行イベント」です。
200kmから1400kmまでの距離区分があり、災害級の天候不順でもない限り開催され、400km以上は24時間以上の制限時間が設定されるので、休憩し疲労を感じながらも走り続けるという冒険を楽しむスポーツと言えるでしょう。
200km、300km、400km、600kmのブルべを一年以内に走破すると「シュペル・ランドヌール(以下SR)」の称号を得ます。
SRになると、4年に1度開催されている世界最古のブルベ、「パリ・ブレスト・パリ」(1200km)への出場の権利を得られます。
順位ではなく決められた時間内での完走を目指す
世界最速を目指してゴールまで休憩をほとんどせずに走り切る人もいないわけではありませんが、ブルべは順位を競うものではありません。
それぞれに定められた時間までに各チェックポイント(以下CP)を通過し、定められたコースを走り切ることさえできれば、寄り道をして観光をしたり、自由に休憩してもよいのです。
随伴のサポートはCPでしか受けられず、途中リタイヤ(Did Not Finish.以下DNF)後の回収等も運営団体は行っておらず、そのあたりも含めた非日常感が魅力になります。
BRM1008薄野200について
ランドヌール札幌さんの今年最後のブルベ
今回参加したブルべは「BRM1008薄野200」という名前で、ランドヌール札幌さんが運営する200kmのブルべでした。
ランドヌール札幌さんは、オダックスジャパンの下にブルべを開催している団体ですから、ここでの記録は公的な物として世界的に通用するものになります。
初秋の札幌を満喫できるコース
薄野200は、大通公園西11丁目をスタートゴールとし、定山渓から朝里峠、銭函海岸からオロロンラインを厚田まで走り、内陸部の丘陵地帯を抜け新篠津村を経由してから、札幌市内に戻る200km余りのコースです。
最初のCPである銭函海岸までは、上り区間が非常に長く、制限時間的に一番シビアな区間で、このエリアでのDNFは少なくないとのことでした。
しかし、紅葉の始まった定山渓、朝里峠を越えると見えてくる日本海、オロロンラインは切り立った海岸線の上を走り、夕暮れを背中に石狩平野を駆け、夜のすすきのへと戻るコースは、今年の北海道のブルベを締めくくるのにふさわしいものと言えるでしょう。
初めての体験で書くことがたくさんになってしまったので、今回はここまで。
次回は、折りたたみ自転車ブロンプトンでブルベに出るという集まりについて書こうと思います。
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