トイレ作成作業もいよいよ大詰め、先週位置を決めた場所に人力で穴をほっていきます。
仕事でもよく人が入れるくらいの穴を掘るのですが、その経験を活かすことができました。
穴を掘る!
地面が硬いのでピッケルで崩す
最初はエンピで切り崩そうと思ったのですが、非常に堅固な地面でピッケルを打ち込んで崩していきます。
ちなみに土工具については、例のごとく地主さんが使って良いとおいていってくれていったものです。
10年以上も小金湯基地で活躍の時を待っていた土工具だったので一部はもろくなっていました。
ピッケルの柄がお亡くなりになってしまいましたが、もう一本あったので、崩してはエンピや鍬で取り除いていきます。
石がたくさん出てくる!
掘り始めてすぐに砂利が出始めました。不思議なことに尖った石から玉石までいろいろな形をしています。
中には片手で持てないくらいの大きさの石も出てきて、ゆすりながら外に出していきました。
30cmほど掘ったところで雨が降り始めたので、慌ててブルーシートを被せて作業を中断しました。
この水は…雨水ではない!
結局2時間ほど激しく雨が降ったので、ユニットハウスに避難していました。
雨が止み、作業を再開しようとブルーシートを外したときに水が溜まっていたので驚きました。
シートと、シートがたるまないようにポリタンクを入れていたのですが結構な量が溜まっていたのです。
シートを貫通したのだろうかと疑問に思いながら排水して掘り進めていると、いつまで立っても水気が切れないことに気づきました。
地下水だ。
この土地、地下水位が高いぞ!
エンピの先端部分は概ね30cmですが、それ以上掘ると湧水がある土地のようです。
他の場所に移す、というのも考えましたがとりあえず水がしみない程度まで埋め戻して、11月下旬に別の場所に穴を掘り直すことにしました。
ブロックで台座を作って完成!
穴を掘り終えたら、コンクリートブロックで枠を作りました。
その上を、ころで再びトイレを移動させ設置しました。
水はまだ引きませんが、しっかりとトイレの機能を果たせそうです。
作業を開始して約3ヶ月、やっと完成しました。
振り返ってみると、最初は必要な工具もなく、完成のために必要な資材もわからずという状態から始まったからこれくらい時間がかかったのだと考えています。
今から同じものを作るのであれば、1ヶ月かからずに完成させることができるだろうと思います。
実際に作ってみることで得られる学びは非常に大きいものでした。何より、排泄物の処理ができることで、基地の強化につながっています。
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