大型の歩行型草刈り機が停止したので、電動刈払機を購入することにしました。
結果から言うと、私にとってはメリットの方が多いと感じましたので記事にしてみます。
DCM 18V充電刈払機 分割式 DK-1825 を導入
購入の狙い
makitaを始めとして各電動工具メーカーは、バッテリーを共通規格化し、複数の道具で共有して使えるようにしています。
比較的後発のメーカーであるDCMの電動工具を複数導入している小金湯基地においても、同社の草刈り機を導入することで、稼働時間の短さ等のデメリットを補うことが狙いです。
使用して感じたメリット
実際に購入から1日使用してのメリットを書いていこうと思います。
エンジン式と比較して振動と騒音が少ない
エンジン式の刈払機は仕事で何時間も使ってきましたが、振動の大きさから苦手でした。
音も大きく、周囲の音がほとんど聞こえないくらいです。
電動式は驚くほど静かでした。振動も比較的小さく感じ、作業ストレスが小さいと感じました。
オイルや燃料による汚れがないことも大きなメリットです。
分割式は運搬や手入れが楽
例のごとくサイクルトレーラーで購入しにいったのですが、最初は分割できることを知らずに、明らかに積載ができないことに戸惑っていました(写真左)。
現地で分解できることに気づき、実際にやってみると非常に運搬しやすいことがわかりました。
キャブレターエンジンと違って、傾けたり縦置きしてもオイルが漏れたり、発動不良にならないことは大きいですね。
清掃時も、汚れの殆どが集中する先端部のみを外して箒でゴミを落としたりと、取り回しが良いと感じました。
連続作業時間は安全範囲
チェーンソーや刈払機の使用に伴い、振動により障害を受ける場合があります。
一度の作業時間は30分程度、1日の作業時間は2時間以内というガイドラインがあります。
今回導入した刈払機は、低速で30分、高速で15分、1個のバッテリーで作業可能です。
ガイドライン内での運用であれば、十分に使用に足ります。
使用して感じたデメリット
次にデメリットを書いていきます。
稼働時間が少ない
上にも書いたとおり、稼働時間は2,5Ahのバッテリーで最大30分です。
実際問題として我が職場では広大な面積を刈るときには数日感、1日の6時間程度運用します。
広い面積を刈り続けるとなると、エンジン式モデルの方が楽です。バッテリーの充電は燃料補給のように早くできません。
このあたりは、電気自動車普及の問題点と重なる部分です。
先端にモーター(重心)が来るので取り回しが重い
通常のエンジン式では、腰の付近にエンジンと燃料タンクを備え、そこから軸の中を動力伝達の索が伸び、先端の刃を回しています。
バッテリー式では、バッテリーと操作部は腰付近にあるものの、軸は単なる電線にすぎません。モーターが先端についており、給電に合わせて回転するという仕組みです。
そのため、エンジン式に比してバッテリー式の重心は先端にあります。こうなると左右に振って使う際に、実際の重さ以上に取り回しにくいと感じました。
もちろん、もともとの重さが軽量なので問題ない範囲ですが。
バッテリーの共通化前のモデルだった
購入時に「旧モデルなので安くしときます」と値引きされたのが不思議できたが、帰って開封してから問題に気づきました。
写真の通り、現行の電動工具シリーズとバッテリーが共通化したものではなかったのです。
連続稼働時間を伸ばすことには失敗しましたが、それでも全然使えるので良かったです。
家庭用のちょい刈りにちょうどよい
総括してみます。
振動や騒音が少ないので市街地や住宅地での使用に有利です。
連続使用時間の短さも、他の家事や作業の合間に行えば補えます。
DCMの他の電動工具と同じく、家庭での使用で十分に威力を発揮してくれます。
家庭で庭の草を刈り取るくらいであれば、燃料や保管の心配も少なく、有力な選択肢の1つになると感じました。
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