Jackeryポータプル太陽光発電を導入
薪小屋を作って、その屋根の上に太陽光発電システムを導入する。それは小金湯基地に来てからすぐに思いついていたことではありました。
しかし、それよりもトイレなどを優先しないとならなかったこと、最初は知識もないので、出来合いのものの便利さを享受しつつ、次第に自分で作っていけばよいという考えから、今回、Jackeryのソーラーパネルを購入しました。
Jackery SolarSaga 100 (ソーラーパネル)について
Jackery純正の100Wのソーラーパネルです。
ポータプル電源の充電のほか、USB-A、USB-C端子がついており、直接スマートフォン等の充電を行うこともできます。
ワンタッチで折りたたむことができ、重さは4kg程度です。
Jackery ポータブル電源 1000 について
ポータプル電源については昨年から保有しており、電気の通っていない小金湯基地におけるメイン電源として、過去記事にも何回も登場しています。
最大出力1000W、容量1002Whの威力は凄まじく、円盤鋸から掃除機までかなり多くの家電を動かすことができました。
今回、ソーラーパネルが加わったことで、社宅に持ち帰って充電する必要がなくなると期待しています。
実際に設置してみる
収納はワンタッチでコンパクト
ソーラーパネルはふたつ折りの状態から、開いて、背面の脚を展開すればすぐに使える手軽さがあります。
取っ手の付近に磁石が組み込まれており、意図せず開いてしまうことはありません。
いつものサイクルトレーラーにも余裕で積載できるサイズ感です。
かごにモバイル電源を入れれば、ありとあらゆる場所で基地と同じ電源を供給する能力を得ます。
地面への設置と発電量
最初は地面付近に設置してみました。草が発電面にかかると発電効率が落ちると聞いていたので、酒瓶ケースで嵩上げしています。
初日の午前から午後にかけて、瞬間的には80Wほど、平均すると60Wほどの入力を記録しました。
ただ、小金湯基地は一日中光の当たる場所はなく、小さな木もままあるので、頻繁に場所を変えてやらないとなりませんでした。
この日は6時間ほどで10%(100Wh程度)が充電できました。
これくらいの発電量ですと、夜間の照明を使いながらスマートフォン2台を2回充電するくらいはできます。
しかし、電動工具や掃除機、草刈り機を使うとなると、マイナスになってしまいます。
屋根の上に設置してみる
翌日、朝から太陽が昇るのを観察していると、小金湯基地は北側以外の3方向が高い木々が多いことに改めて気付かされます。
特に植生が多いのが東側と西側で、地面まで日光が届くのは9月ごろだと10時位まで待たねばなりません。
午前8時頃、日の出から2時間以上が経過している状態でも日陰だと10Wほどの入力しか出ませんでした。直接接続したLEDランタンの充電をしてしまえば、電源への給電が止まってしまうくらいのレベルです。
この土地で一番光の当たるところは…と見渡してみると、ユニットハウスの一角が照らされていることに気づきました。
ユニットハウスは1mほどの高さの基礎の上に乗っています。
昔は窓と、現在封鎖している入口付近までウッドデッキがあったのですが、腐食が進み今春倒壊しました。
一部残っているウッドデッキから梯子を伸ばして屋根の上を見てみると、ソーラーパネルを設置できそうな感じだったので、実際に設置してみることにしました。
電源は10kg程、ソーラーパネルは4kg程、それぞれ個別に片手に持って梯子を昇るのであればできました。
ウッドデッキの上に2,5m高のユニットハウスが乗っているので、地上高は4mに迫る高さです。
バランスを崩して倒れる方向を間違えたら転落し、ただではすみません。慎重に歩みを進めて設置を進めます。
設置を完了して電源ディスプレイに表示される数値を読むと90W後半でした。
パネル側で直接充電している機材があるので多少下がってますが、最大出力でしょう。
この日は、9時から15時までの6時間を屋根の上で充電しました。2時間おきくらいでパネルの向きを変えてあげていましたので、80W平均くらいの充電でしょうか。
最終的には、31%から69%まで充電することができました(約380Wh)。これくらい充電できると、数日は安心です。
使ってみての感想
安全性をお金で購入できる安心感がある
ソーラーパネルと電源を合わせて購入すると17万円ほどになりますが、それだけの価値はある商品だと感じました。
漏電や過電流の対策はしっかりしており、限界出力を越えると安全に電源が切れてくれますからかなり安全性が高いです。
自作のシステムを作るとなると、それなりに勉強して安全回路を構築しなければなりませんが、それらがこの価格で手に入るのであれば、一般家庭であれば十分でしょう。
太陽光発電の体験に丁度よい
天候や障害物の影響をどれだけ受けるのかを、ポータプル電源の表示を見ながら実感できるので非常に楽です。
また、消費している電力も残量として明確に示されます。
自分たちが普段どれくらいの電気を必要としているのか、本当に必要な電力はどれくらいなのかを意識することにもつながる効果があると感じました。
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