落葉で明るい小金湯基地
前回の週末小金湯の記事は、9月中旬頃の内容になります。それからブルベに出たり、宗谷まで走ったり、土日が勤務だったりと、小金湯基地の整備は殆ど進んでいませんでした。
季節は移り、札幌も冬直前、小金湯基地周辺の樹木は落葉樹なので、急に明るくなりました。
冬は外から丸見えだ!
下草も熊笹を除いては殆ど枯れて倒れていくので、夏の間に道路との間を遮っていた緑を失いほとんど丸裸になっていきます。
そして今まで草が深くて見えず、立ち入りを遠慮した基地の奥の沼地が見えてきたのです。
奥の沼地の探索
小金湯に来てすぐにこの土地の奥には水のよどみがあることを認識していました。農業用水に生活排水が若干混じったものが上流から基地の池に流れ込み、オーバーフローしたものは奥の方に流れていっていたからです。
しかし、この写真を撮影している場所ですら夏季は草でおおわれており、立ち入るのも大変でしたから全容を見るのは今回が初めてでした。
かつてこの場所は水田で、基地の土地は土盛りされたと地主の方から聞いていました。
確かに水平な土地に樹齢の比較的若い木が生えている様子は、本州でもよく見る捨てられた水田のそれによく似た雰囲気です。
池の奥には人為的に掘られたと思われる水路が伸びていました。
今年の札幌はゲリラ豪雨に見舞われることが多く、池に収まりきらないくらいの雨が降った際にはここから水が流れていたに違いありません。その先はどうなっているのか気になり、足を進めます。
水路は二つの土地を区切るように掘られているようでした。最終的にはコンクリート製の暗渠に接続されていました。おそらくこのあたりの地主の人たちが協力して築いた水系の一つなのでしょう。
ただ、だんだんと埋まってきているようなので、そろそろ掘りなおしたりが必要なタイミングなのかもしれません。
水路の左の人も、右の人も半年間通う中で一度も出会ったことはありません。小金湯基地の地主の人は知り合いらしいですが同様に何年も会っていないと言います。こうして放置物件が生じていくのかもしれないと感じています。
日光が弱くなってきた
この日に小金湯に到着したのは13時ごろでした。
先述の通り、落葉で日光の差し込む量は非常に増えて明るく感じる一方で、夏のような強烈なエネルギーを感じさせない冬の日差しに変わったように感じました。
いつものように屋根にパネルとバッテリーをセットして買い物に出かけて、草刈りをしたり、自転車や道具を冬囲いしたり、夕方16時ごろには暗くなってきたので回収に向かうと、5%(5wh)程度しか充電されていませんでした。
雪国の冬は長く、1か月のうち晴れ間が1週間あればよい方です。ほとんどが曇りか風雨の日が続きます。
ポータプルのソーラーパネルは雨に弱いので、ますます日光が弱く、悪天候の続く北国では、防水で常設の充電施設が必要と再認識しました。
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