小金湯の積雪40センチの報
千歳地区での長期派遣勤務中にニュースで飛び込んできたのは「南区小金湯で積雪が40センチ」というものでした。一晩でそこまで降るのは中々の豪雪でしたので、勤務の合間の休みに見に行くことにしました。
千歳は全く雪がない
千歳地区はもともと雪が少ない場所です。実際、ニュースの夜も寒かったですがほとんど雪は降りませんでした。
降雪から2日後に札幌に帰りましたが、国道36号は全く積雪しておらず、本当に数日前に雪が降ったのかと疑問に思うくらいでした。

南区藤野くらいから雪がある
札幌に戻った翌日に小金湯基地に向かいました。石山通を南に走っていきますが、中央区は全く積雪がありません。
豊平川を渡ったあたりからすこし路肩に雪のかけら画残っており、藤野の街は歩道に圧雪が凍って残っている感じでした。
実はファットバイクのスパイクタイヤというのが一番得意とする路面が、この圧雪・凍結面だったりします。恐る恐る歩く歩行者の脇を安定して走っていくことができます。
雪が多すぎるとファットバイクでも辛い
快適な路面状況はそう長く続かず、簾舞をすぎると路面が荒れた柔らかい除雪路に変わりました。歩道用の除雪車は走って入るのですが5センチほどの雪が残っています。
結局は自転車も車両ですから、ある程度固い路面のほうが走りやすいのです。後輪をすこし空転させながら走る場面が多くなったので、タイヤの空気を少し抜きました。
ファットバイクは通常の細いタイヤの自転車の数倍から10倍程度の空気がチューブに入っています。そのため、路面状況に応じては空気圧を下げることでタイヤの扁平率を上げて、接地面積を増やして走ることができるのです。
また、進まないからと急にクランクを回すのは、自動車が滑るのと同じようにスリップの原因になります。すこし重めのギアに入れてじわりじわりとクランクを回したほうが進んでくれます。

雪踏みと雪下ろし
本当に40センチ積もってる!
現地に到着してみると、本当に40センチほど積もった形跡がありました。気温が低いので溶けるわけではないのですが、雪も数日立つと蒸発で痩せていくので40センチに少し満たないくらいの量が残っていました。

人間が通行するだけなら除雪の必要はほとんどありません。一番最初に歩く人間が雪を踏み固めて道を作ります。いわゆる「雪踏み」という行為です。
雪の上に伸びる猫と思われる小動物の足跡を追いかけながらユニットハウスに近づいていきます。

池は凍りついていました。冬はきっと雪で覆われるでしょうから、間違って立ち入らないようにしないといけません。

長靴を履いておらず、脚絆も用意していなかったので、雪が靴に入らないように雪を踏み分け、入り口の階段を手でかき分けて入り口を開けました。

とりあえずストーブに火を入れ、長靴を履いてスコップを手にして作業開始です。
今週は気温が数日後に上がるので溶けるだろうとは思いますが、これくらい積もってしまうと中途半端に溶けて凍結してを繰り返してしまい、後々大変な気がしたので本日のうちにある程度おろしておくことにしました。


まずは屋根に登るためにウッドデッキの上の雪を落としていきました。野外保管の灯油のキャップが少し凍り駆けていました。危ない。片方だけでも中に入れたほうがいいかもしれませんね。
ウッドデッキが終わってから脚立を建てて屋根の上の雪を落としました。屋根の上はカラスたちの遊び場になっているようで屋根の上で動いたあとがたくさん残っていました。

サンバーの雪を降ろして小移動
これくらいの積雪であれば自動車は難なく動けるのですが、これ以上積雪になるともしも使う際に除雪を市内となりません。
敷地の奥の奥からできるだけ道路沿いに動かしておこうと考えました。


サンバーの上にも同じだけの雪が積もっていますし、フロントガラスは凍りついています。
これらを排除しないと雪国の車というのは動き出すことができません。エンジンを駆けて、暖気して温風を作りつつ、屋根の雪を落としてフロントガラスが溶けるのを待ちます。
その点、自転車は、サドルの雪をを手で払えば走り出せるので速やかに走り出せます。

エンジンは低温のためすこし掛かりにくかったですが、無事に入口付近まで動かすことができました。もしも急いで帰宅する必要があるときも、これで多少の除雪で走り出すことができるでしょう。
札幌市内、南区の中でも特に雪が深い小金湯。冬も頻繁に来る予定ですが、今後の積雪が楽しみに感じた週末でした。
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