冬の自転車用ブーツと手袋を試運転
冬の自転車運行は楽しいものですが、一番大変なのは手と足の寒さです。
雪上スポーツの中では、クロスカントリースキーに準じるくらいの運動量と速度が出ますが、スキーと違って腕を振ることがなかったり、母指球のうっ血が起きやすいために手足が冷えやすいという特徴があるのです。
実際にそれらを経験していたため、知り合いの自転車屋さんから45NRTHのブーツと手袋がセール価格で売られることになったとき、迷わずに商品に手を伸ばしました。
45NRTHと代理店のセール
45NRTH(ノース)とはアメリカ合衆国ミネソタに本拠を置く会社で、ファットバイクのタイヤなどを中心に「氷雪の環境で自転車に乗るため」の商品を作っています。
日本における輸入代理店は、モトクロスインターナショナルですが、旧品のブーツと手袋のセールを行っているということでした。残念ながら、日本の雪上自転車の文化はまだまだ途上で、思ったより売れていないというのが実情のようです。
WOLFHAMMER2(ブーツ)について
結論から言うと、非常に満足する製品でした。
普段はスノーブーツや登山靴を履いているのですが、足元の冷えが劇的に軽減されているのがよくわかります。また、ソールが全体的に硬質なので踏力が逃げる感じがないです。
一方で、やや靴底は滑りやすい印象を受けました。特に、歩行時はクリートのネジが靴の中の熱を伝えてしまい、氷雪を溶かして付着しやすいのでした。
STURMFIST 3 FINGER GLOVE SLATEについて
この手袋が5本指でもミトン形状でもないことには理由があります。5本指だと指の隙間が多すぎて熱を奪われる原因となるからです。一方でミトンだと、変速機の操作に難があるのです。
人差し指を独立させることで変速機の操作を容易にさせ、指をできるだけ同じ部屋に置くことで保温性を高めさせるのがこの三つ指構造なのです。
これまで試した手袋の中で最も良いものでした。
メカトラだらけの週末小金湯!
冬用のブーツと手袋を装着し、年越し宗谷の準備のため小金湯に向かいましたが、メカニカルトラブルだらけの週末となりました。
キャリアが走行中に脱落!
車体左側のボルトが緩んで脱落し、キャリアが落ちることで自転車が止まりました。
宗谷出発前に増し締めしておこうと考えていた箇所が緩み切ってしまっていたようです。ボルトはどこかに紛失してしまっていました。
予備のボルトなど持ち歩いていませんでしたので一考し、他のダボ穴を埋めているボルトを流用することにしました。フロントフォークには左右に2つのキャリアを装着していますので、それを取り外しました。
そのボルトは頭が大きすぎてキャリアの固定には使用できなかったので、他のボルトと差し替えたりしつつ…15分ほどで作業を完了しました。
風のない夜、大通り沿いだったので落ち着いて作業できましたが、これが吹雪く宗谷への道中だったと思うと…想像しただけで身震いしました。
ホイールに違和感、持ち上げたら取れた!
翌日、中央区に戻ったあとにフロントが普段以上に振動しているように感じて停車しました。
揺すってみるとホイールがカタカタと左右に動きます。持ち上げるとそのまま地面にホイールが残ってしまいました。
ボルトナットではなくクイックリリース式の車軸なので、気づかないうちに緩んでしまっていたようでした。雪道を自転車で走ると、常に砂利道を走るような感じになるので、各部の緩みに気づきにくくなるというのが実感でわきました。
宗谷を走るときは毎日点検してから走らないとなりませんね。
小金湯に行くことが私を育てていく
週末は一晩で15センチほどの積雪となりました。前日にあった足跡や私が残した痕跡が全て消えてしまうくらいに雪が降ったのです。
それくらい降ると、ファットバイクであっても普通には走れません。タイヤが空転しやすくなるので、雪面との摩擦を意識したペダリングを行いますし、チューブの空気圧も下げて接地面積の増大を測ります。
夏は1時間半で到着していた往路が2時間かかるくらいに、速度は低下します。時間帯や気候によっても影響はまま受けます。
それでも週末に日常的に小金湯までの約20km弱を通ってみると、人力でも意外とできるということがわかります。
現に週末を過ごすだけの荷物を装備して、雪の中安全に到着できています。しかし、こういった経験のない人には「冒険のようだ」と表現されたこともあります。
私は来週から1週間を使って、札幌から宗谷岬を目指すことになります。
これは私にとっては日常的な自転車の移動の延長です。普段から定山渓まで往復すれば35km程、それを一日2〜3往復すればたどり着けます。
とてつもない目標であっても、小さな日常の積み重ねの延長にその達成があるのだろうと最近は感じ始めています。
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