薪ストーブの設置について

DIY

 小金湯基地のユニットハウスには鋳鉄製の薪ストーブがすでに設置してあります。

 幸運なことに、これも自由に使って良いと実質譲り受けています。

薪ストーブの種類と特徴について

 薪ストーブには大きく分けて、材料別に、鋳鉄製、鋼板製、鉄板製の3種類存在します。

鋳鉄製薪ストーブの特徴

 鋳鉄というのは型の中に溶けた鉄を流し込んで作られる鉄で、蓄熱しやすいという特徴があります。

 薪に点火してからもすぐに暖まるわけではありませんが、一方で一度暖まってしまうと冷めにくく、再点火も容易という特徴があります。

 先述の通り、譲られた薪ストーブも鋳鉄製です。見たところ40kg以上はありそうでそう簡単に動かせないくらいの重さがあります。

鋼板製薪ストーブの特徴

 鋼板製薪ストーブは鉄板を加工して作られています。そのため鋳鉄に比べて熱の伝導率がよく、火がついたらすぐに暖を取ることができます。

 比較的軽量で動かしたり分解手入れが楽だったりするのが特徴です。夏の間はしまっておくということもできるでしょう。

ステンレス製薪ストーブの特徴

 概ね鋼板製薪ストーブと性質は同様ですが、サビに強いという特徴を持っています。

 一方で高熱耐性が低く、鋳鉄や鋼板性に比べて寿命が短いという性質があります。

 アウトドア向けで売られている小型の薪ストーブに採用が多い印象です。

薪ストーブ設置の上での注意点

低音炭化現象

 各メーカーは、製造物責任法がありますからかなりの安全マージンを取った基準を設けています。

 例えば薪ストーブと壁面の間隔は、間に石膏ボードやレンガによる遮熱のない場合は300mm~450mmの間隔を開けるように、煙突と天井の間隔もまた同様、そして高さは1800mm以下にすると、建物への蓄熱を警戒しています。

 これには理由があり、摂氏300度ほどにストーブや煙突の温度が上昇するため、木質が直接燃えなくとも、長時間の高温にさらされることで炭化が進む現象「低音炭化現象」が起こるからです。

DIYなら結局は自分でやって見るほかなし

 Youtube、個人のブログ等を読んでみると自分自身で工事をして薪ストーブを設置している例が多いです。

 メーカー推奨の基準を守りながら行っている例もあれば、私と同じようにモバイルハウスに薄い石膏ボードと波板だけで施工された例も存在します。

 私が使わせてもらっているユニットハウスも、メーカー基準の設置基準的にはアウトよりな気がしています。

 これまで数回しか使っていないらしく、長時間の燃焼も経験していないから大丈夫だったのだろうか…と想像しつつ、とりあえず温度を測りながらやって見るほかないかなと考えています。

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