雪を求めて山にゆく〜週末小金湯15

週末小金湯

冬日の予想だ小金湯に行こう

 仕事の予定が変更になり、週末は日中でも氷点下になりそうということだったので、私は自転車で小金湯に向かいました。

氷結でも自転車は走れる〜ファットバイクとスパイクタイヤ

昨年の雪上走行の様子。定山渓自然の森キャンプ場にて

 冬だから自転車に乗れない…。そう思っていた時期が私にもありました。

 群馬を拠点に折り畳み自転車と一緒に各地を輪行していた時に、北海道札幌で自分と同じように折り畳み自転車を生活や旅行に取り入れている方と出会いました。そしてその方の発信内容には、雪上を自転車で走るための苦節と実績がたくさん含まれていたのでした。

 新潟生まれの私にとってはパラダイムシフトが起きた瞬間でした。雪国では冬は自転車に乗らないものという常識があったからです。

 しかし新潟以上に雪が降る札幌で自由に自転車で動き回る姿は、当時の私にもとても魅力的に思えました。

スパイクタイヤへ交換中のKHS ATB-1000。タイヤ交換も慣れてしまえば簡単で、15分ほどで完了した。

 昨年、札幌に来てすぐにその自転車屋さんに挨拶に行き、そして運命的に2017年モデルのKHS ATB-1000が在庫していると伝えられ、すぐに購入を決めました。

 最初はノーマルのブロックタイヤで走っていたのですが、限界が来たのは1月頃の氷結面を走ったときでした。空気圧を下げれば接地面が増えある程度は耐えることができるのですが、氷点付近で融解と結氷を繰り返したアイスバーンでは無力でした。

 すぐに対応するスパイクタイヤに変えたところ…世界が変わってしまったのでした。

小金湯に向かう重装備も運べる力強い相棒だ

昨日は雪虫、今日は粉雪

 前日は20度くらいまで気温が上がり、市内は雪虫やそのもどきのアブラムシの大群があふれていました。当日出発時の気温は5度くらいで、中央区から藤野のあたりまでは晴れていて、本当に雪が降るのかという感じでした。

 藤野で補給を済ませて小金湯に向かっていくと、一気に粉雪が強くなっていきました。気温が高いので衣類に付着しては解けて水玉に変わっていきます。小金湯への道を急ぎました。

小金湯に到着すると雪は止んでいた。この時は翌日雪が降るとは半信半疑

 小金湯に到着するころには粉雪が止み、晴れ間がのぞいていたので、少し期待が薄れていました。それでも、小金湯基地で過ごすことも目的の一つなので、荷物をほどき寝床を整え、ブログを作成していると程よい眠気が訪れたので、眠ってしまいました。

目覚めると、月下に雪

 5時間ほど眠ったでしょうか。20時ごろに目覚めると、窓から月が昇っていくのが見えました。そして外が非常に明るいです。若干の降雪があったようで、白い地面に月明かりが反射しているのでした。

 明かりをつけると、吐く息が白いことに気が付きます。その色が濃いということは氷点下に近い室温ということです。

 ストーブをつけて3時間ほどブラウジングやブログ作成です。ストーブがないと寒くてたまらないですが、一つあるだけで十分このユニットハウスは温かいとわかりました。

 23時ごろウェブニュースが市電のササラ電車が動き出したと報じました。積雪量15センチとも。

 明日の積雪を楽しみにしながら眠りにつきました。

氷結の朝だが、雪は少し

窓が凍りついているが雪が少ない

窓の内側の結露が凍っていた。窓を開けようとしても開けにくかった

 朝が来ました。外を見ようと窓ガラスに触れると氷の膜でおおわれています。吐息や石油ストーブの燃焼ガスに含まれる水分が結露し、温度差で氷結しているのです。おそらく推定気温は氷点下5度前後でしょうか。

気温は低いが、3週間前のほうが積もっていたな、という感想

 ただ、雪自体はそこまで多くありません。風向きによっては札幌でも中央区のほうが降雪が多い場合もあるようです。故郷の高田でも妙高が降るとき(山雪)もあれば、平野部が降るとき(里雪)もあったよなと思い返しました。

昼頃の晴れ間で雪が消えるも

 雪自体は午前中のうちに降りやみ、昼頃には晴れ間ものぞきましたが、気温は大して上がりませんでした。

 気温が氷点下で推移しながら日光を浴びると、雪はフリーズドライのように縮んで、氷の膜が雪の下にできたりします。

スノーグラベルを楽しみながら帰宅

 15時前に中央区に戻るために自転車に乗りました。

 小金湯付近は歩道に氷と雪が残っていたので、あえて走ってスノーグラベルを楽しみました。スパイクタイヤががっつりと食い込んでいることを感じます。途中、バス停で長蛇の列を作っている観光客が私の自転車を見ていたのが印象的です。一緒に乗ろうぜ!

 しかし石山あたりまで降りるとほとんど降った形跡すらありませんでした。もしかして晴れ過ぎて全部溶けてしまったのか?そういった疑問を抱きながらさらに下っていきます。

中央区のほうが雪が残っていた

交差点付近にてがりがりのアイスバーン。実は止まって両足をついているときが一番滑る

 南34条のあたりまで戻ってくると再び雪が増え始めました。本当に平野部のほうが降ったようです。

 昼間の日射で溶けたのか、路肩も歩道もアイスバーン状態です。

 まさにスパイクタイヤの輝く路面です。車道を走るときは速度を落とした自動車に追随している時間が多くなりますし、歩道を走れば歩くよりも安全に移動できます。

 適切な道具をそろえれば、このファットバイクという自転車は降雪期もそれ以外もほとんど移動速度が変わらないのです。

 ここまで楽しくて一気に駆け下りてしまいましたが、写真や動画を全く撮っていないことに気づきます。Go-proで氷結面をバリバリと音をたてながら走る動画とか撮っておけばYoutubeチャンネルのネタにもなったのに!と後悔しています。

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